- 2024年11月11日
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11月9日(土)9:30~17:00 場所:岐阜県西美濃エリア(養老町、関ヶ原、美濃松坂)
参加者(敬称略):村瀬、横山、安藤、西川、石崎、倉地、佐藤、豊田、飯田(記)計9名(欠席:山崎)
【総括】
11月度は体験型アートとして有名な「養老天命反転地」を起点として岐阜県西部を周遊、散策した。
豊田さんと安藤さんの提案により、養老天命反転地に加えて、関ケ原古戦場記念館、金生山明星輪寺、金生山化石館を提案してくれた二人の車に同乗させてもらい移動した。
また、西川さんが久々に野外研修に自車にて参加。昼食までお付き合いいただいた。何はともあれ心配していた天気は青空が広がる秋の行楽日となって幸運だった。
【詳細】
1.行程概要
JR大垣駅に集合(9:30) ⇒ 養老天命反転地 ⇒ 「やきにく藤太」にてランチ ⇒ 関ケ原古戦場記念館 ⇒ 金生山明星輪寺 ⇒ 金生山化石館 ⇒ JR大垣駅にて解散(17:00)
2.見学での気づきや感想等
①養老天命反転地
・当地は遊園地ではなく、荒川修作とマドリン・ギンズによる芸術作品とのこと(製作1995年)。なお、荒川氏は2010年、ギンズ女史は2014年に没している。
・水平、垂直を極力排し人工的な地平線から成る環境に訪問者を放り込み、世界を認識し始めた「よちよち歩きの子供時代」に戻して世界を再認識させ再構築させるための仕掛け、ということらしい。
・この日は快晴で、奇妙な環境の中、空間認識やものの見方が変容する感覚を楽しく味わうことができた。普段使わない筋肉を使うので心身共に健康になれる場所かもしれない。(一部メンバーは現地スタッフの方に施設の特徴を生かしたおもしろ写真を撮影してもらった。次ページを参照)
②やきにく藤太
・養老焼肉街道の人気店「やきにく藤太」でランチ。事前の整理券が必要とのことで、皆が天命反転地を見学している時間に早くから安藤さんが店前に並んでくれたので予定していた時刻に昼食できた(安藤さんありがとうございました)。お値打ちながら実に美味で食べきれないほどのボリュームだった。
③関ケ原古戦場記念館
・シアターで関ケ原の合戦日の再現アニメや企画展などの展示を視聴した。説明員の方からは最近の学説を興味深く聞くことができた。(東軍勝利が存外危うかったとことや、小早川寝返りの新説など)
④金生山明星輪寺
・赤坂の虚空蔵さんとして有名なお寺。親切な住職より詳しい由来をお聴きすることができた。
・住職によれば本寺は18本山ある真言宗の16宗派のいずれにも属さない(単立(たんりつ)と言う)。
創建は686年。一時廃れるものの空海が801年に再興。以後落雷で消失するも江戸時代にかけて何度か再建して今に至るようだ。本尊「虚空蔵菩薩」は巨大な岩屋(石灰岩)の奥の木扉に収められ、昭和60年に一度御開帳されたが以後40年近く御開帳されず、次回の予定も立っていないと教えてくれた。
・石灰岩産出の地で、多くの石灰製品の製造工場や、広大な採掘場などが印象的だった。
⑤金生山化石館
・明星輪寺への参道手前にある施設で、日本の古生物学発祥の地とのこと。(赤坂石灰岩から算出したフズリナが日本で最初に発見された化石、ということが由来らしい)
・金生山の赤坂石灰岩は後期ペルム紀(2億6千年前)の地層でフズリナなど各種の化石を豊富に産出するとことから、昔から多くの化石研究がなされてきたそうで、当館ではフズリナ、奇妙な腕足動物スカチネラ、ウミユリ、オウムガイなど、不気味な化石の姿を観ることができた。
・地階では石灰石から消石灰、生石灰、炭酸カルシウムを製造する工程の展示があり、興味深かった。
4.次回 総会予定
12月14日(土) 集合 15:00(野間「柏屋」)総会 15:30~17:00(リモートあり) 忘年会 (仮17:30~)
12月15日(日) 総会 9:00~10:00(リモートなし)
以上