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  • 2024年10月28日
  • 読了時間: 5分

10月26日(土)13:30~16:30 場所:港区生涯学習センター第3会議室

参加者(敬称略):村瀬、安藤、西川、石崎、倉地、佐藤、豊田、飯田(記)

リモート参加:山崎 計9名 欠席:横山


【総括】

今回は11月の野外研修(体験型アート「養老天命反転地」等)の詳細スケジュール案を確認するとともに、12月の総会に向けての事前準備、来年度新年歌会のお題と活動テーマについて意見交換を行った。


【詳細】

1.養老天命反転地でのアート体験と関ケ原合戦史跡巡り(豊田さん・安藤さん)

・両名より「西美濃研修・ウォーキング」と題し、天命反転地等3コースの提案があった。

コース1:養老天命反転地⇒やきにく藤太⇒関ケ原古戦場記念館

コース2:養老天命反転地⇒やきにく藤太⇒金生山明星輪寺⇒金生山化石館

〇コース3:養老天命反転地⇒やきにく藤太⇒関ケ原古戦場記念館⇒金生山明星輪寺⇒金生山化石館

・今回新たに提案のあった金生山明星輪寺は名門の寺で、近くは大理石産出や化石で有名。

・検討の結果、コース3に決定。関ケ原ガイドなし。当日は豊田さん、安藤さんに車を出していただく。

・「やきにく藤太」は整理券が必要。10:45より1時間ごとの配布が3回。ご足労ながら安藤さん、豊田さんにコースを抜けて確保いただく。整理券状況により予定は変動。雨天時も随時予定変更する。


【当日予定】

日時:11月9日(土)9時30分  集合場所:JR大垣駅南出口ロータリー前

メンバー:豊田、安藤、村瀬、横山、西川、石崎、倉地、佐藤、飯田(計9名)

(西川さんは養老天命反転地駐車場で合流)


2.野間「柏屋」で開催する総会について

・総会は12月14日・15日南知多野間「柏屋」で開催(幹事:佐藤さん)

・会場はプロジェクターなし。総会はメールで配信した資料を持参して下さい。

・西川さん、山崎さんはリモート出席。14日(土)15:30~17:00のみZOOM接続(15日は接続なし)

・倉地さんは出席できそうな見込み。飯田は15日仕事が入り、14日のみの日帰り。そのため、食事時間を5時半開始にできないかを佐藤さんに確認いただく。

・プランは「豪華とらふぐ」19,800円(日帰り11,000円)+飲み物代


【総会予定】

12月14日(土) 集合 15:00(野間「柏屋」)総会 15:30~17:00(リモートあり) 忘年会 (仮17:30~)

12月15日(日) 総会 9:00~10:00(リモートなし)


3.来年度新年歌会のお題案・来年度活動テーマ案のフリーディスカッション(近況も)

・会長から、なおさん会のインスタグラムにて活動の振り返りがあった

(西川さんからインスタ更新について若手に任せたいようだが結論は出ず)


・続いて来年の新年歌会お題案、来年度活動テーマ案を近況とともに各自が発表し議論した(5分/人)

⇒歌会のお題「〇〇力(新年に向上させたい力とか、今挑戦していることなどでもよい)

⇒活動テーマ「今回提案があった複数のテーマを複合させた座学や野外学習を企画したい」


①豊田:【お題案】〇〇力(自分の持っている力を元に)【テーマ案】今年のアートに続いて話題の浮世絵がいいかも。恵那市には中山道広重美術館がある。

②西川:【近況】今までの生き方を振り返って整理したいと思っている。家庭菜園で難しいピーマンが作れるようになったのが画期的。【お題案】〇〇力【テーマ案】今年はアートだったが、アカデミックなテーマに振った方がいいのでは

③安藤:【近況】アルバイトや農業に加え、地元協議会に参加し草を刈る仕事などしてフルに忙しい。腰も痛めている。【お題案】〇〇力【テーマ案】来年の訪問先は東北案が出ているがもっと近くがいい。

④倉地:【お題案】今年自分が新しくチャレンジしたことなど【テーマ案】1アワーセミナーで自分が感動したものをアレンジして発表するのはどうか(通年で5人位)

⑤石崎:【お題案】〇〇力【テーマ案】研修は日本遺産、産業遺産に広げて身近なところを探すのもいいのでは?テーマは食(世界のグルメ)、家族旅行の面白かった所の報告や足腰を鍛えるためのヨガ等。

⑥山崎:【テーマ案】色々な挑戦をしたい。自分が住む身近なところや地域で発見したことを発表する。(知らなかったことや自分にとって新しいことなど)

⑥村瀬:【お題案】〇〇力【テーマ案】戦後80年を迎える日本。海外では国同士の対立が高まっており「戦争と平和」について考えては? 藤原氏が目指した極楽浄土平泉の現地調査も意味があるかも。

⑦佐藤:【お題案】〇〇力【テーマ案】野外活動はすべき。体力維持、知らないことを学べるので世界遺産にこだわらず行ったことのないところへ行けば良いのでは?予習も大事。環境や政治問題も興味あるがイデオロギー絡むものは扱いが難しいのでは?

⑧飯田:【お題案】〇〇力【テーマ案】1アワーセミナーは45分1日2件位にして、事前テーマ(自分が感動したもの。地域などで発見したもの等々)からチョイスするのはどうか?

来年の大河ドラマ『べらぼう』は版元・蔦屋重三郎で、江戸・浮世絵ブームを扱う。講演も増えている。

「貨幣・浮世絵ミュージアム」(名古屋栄近く三菱UFJ銀行内)もある。

 東京国立博物館(上野)は来年浮世絵関連展示会を2回予定。再度の東京研修もありか?国際芸術祭あいち2025(9/13~11/30)もある(県美、愛知陶磁美、瀬戸)

※村瀬補足:自主運営勉強会は、人間力向上(INPUT)と戦力的行動力向上(OUTPUT)をめざしたセミナーや通信教育の追加メニューだった。磨きたい力、スキル、技能とは何か?を考える。

※来年の国内世界遺産探訪も再度東京案もありか。山崎さんにまたお願いしてもよいか(山崎:自分の勉強になるので受けてもいい)、いずれにしても会合で検討していきたい。


4.その他

・豊田さんよりLittle Museumの紹介があった。オーナーはペーパーリーフアート倶楽部の岩越さん(テニスで知りあった起業家)で、今日の会合に参加いただくことも打診したが都合悪く来られず。

(こちらから訪問する案もあり?)  リンク先⇒ Home | Paper Leaf Art Club


5.今後の会合やイベント予定日等

・11月9日(土):「養老天命反転地」+「金生山明星輪寺・金生山化石館」+「関ケ原古戦場」

・12月14日(土)~15日(日):総会・忘年会(野間柏屋)

・令和7年1月11日(土):新年歌会(港区生涯学習センター:会場予約宜しく)・新年会(未定) 

以上

  • 2024年9月16日
  • 読了時間: 5分

9月14日(土)13:30~16:30 場所:港区生涯学習センター第3会議室

参加者(敬称略):村瀬、横山、安藤、石崎、倉地、佐藤、豊田、飯田(記)

リモート参加:西川、山崎 計10 名


【総括】

・今回のメインは安藤さんによるワンアワーセミナー。岐阜大学野村幸弘先生による「岐阜大学公開講座 美術論」を紹介(3年前、コロナ下でリモート聴講)。過去から現代に至る「様々な」美術を「様々な」切り口で分類解析した内容を解説したもので、一般的な美術史的解説とは一線を画した面白い講義内容だった。

・久々出席の豊田さんからは台湾旅行、隠岐の島旅行についての報告があった。

・来年度の世界遺産研修旅行については中尊寺訪問案を議論したが、遠方ということもあり結論は出ず。

・また、豊田さんから11月予定の「養老天命反転地」見学案(関ケ原古戦場見学も追加)の紹介があった。詳細は10月会合で決定する。


【詳細】

1.安藤さんによるワンアワーセミナー「岐阜大学公開講座 美術論」

・安藤さんが定期的に参加されている岐阜大学の公開講座から、今回は岐阜大 野村弘幸教授(美術史家兼アーティスト)による「美術論」を紹介。(2020年「地域表象論」2021年「e-コマース」「e-コマース(続き)」2023年「発育発達と老化」に続いて第5弾となる) ※セミナーで使用された講義メモ(安藤さんが自身のメモをWord化したもの)及び講座で配布された画像資料の詳細は添付①②を参照されたい。


第1回 比較の効用

・作品の上手い下手、作者の帰属性、作品の前後関係、作者の個性特徴、発想源が分かる。ティツィアーノ「マリアの神殿奉献」対ガッツディ「マリア像」、仁王像の比較(奈良東大寺 対 岐阜護国寺仁王像)


第2回 主題と様式

・作品の主題は注文主が決めるが、様式は芸術家である作者が決める。

・図像学・図像解釈学からは「アテネの学堂」の自然的主題は大勢の人物→伝習的主題ではプラトンとアリストテレス→本質意味ではレオナルドダビンチとミケランジェロという解釈。

・シンボル、象徴、擬人像、寓意からは「エゼキエルの幻視」の天使=聖マタイ、獅子=聖マルコ、牛=聖ルカ、鷲=聖ヨハネを意味する。


第3回 建築の様式・第4回 西洋建築の歴史

・人間の精神・思想・生理が建築の様式を生み出すが、建築の様式はそれ固有の仕方で人間の精神思想生理に影響を与える。

・建築様式は歴史的にロマネスク様式(半円アーチ:ピサ大聖堂)→ゴシック様式(尖塔アーチ:パリノートルダム寺院)→ルネサンス様式(正円・正方形:サンタマリアデルフィオーレ大聖堂)→マニエリスム→バロック→ロココ


第5回 かたちの継承性(受け継ぐこと)

・美術の継承とは「模写」「模倣」「引用」「パロディ」「オマージュ」。

・ミケランジェロ「ダビデ像」とリアーチェ「ブロンズ像」、ロダン「考える人」とミケランジェロ「予言者エレミア」、マネ「オランピア」とティツィアーノ「ウルビーノのビーナス」、マネ「草上の昼食」とピカソ「草上の昼食」、ピカソ「アイロンをかける人」とドガ「アイロンをかける女たち」、ピカソ「ラス・メニナス(女官の意)」とベラスケス「ラス・メニナス」、ダリ「自らの…」とフリードリッヒ「窓辺の婦人」、ダリ「黄昏の隔世遺伝」とミレー「晩鐘」


第6回 かたちの普遍性

・かたちには地域時代を超えた普遍性がある。縄文時代「土偶」とギリシャ先史時代「神像」、高松塚古墳壁画とポンペイ秘儀荘、阿修羅像(734年)とデルフォイの御者(前470年)、伊藤若冲とヤン・ブリューゲル(花のブリューゲル)など


第7回 遠近法について

・遠近法とは三次元の世界を二次元の平面に変換する技術。

・重畳遠近法、数学的遠近法、三遠法、斜め俯瞰法。最後の晩餐の遠近法はサセッタ→ギルランダイオ→レオナルドダビンチと進化。


第8回 聖と俗

・美術の大半は宗教美術。西洋はキリスト教美術、アジアは仏教美術等々。


3.豊田さんより「台湾旅行」「隠岐の島」旅行の報告

①台湾旅行 (添付③の写真参照)

・4泊5日。高雄→台南→台北のコース。ノンツアーの個人旅行だが最終日台北で現地ツアーを利用。

・高雄到着時の飛行機からは広範囲に四角形の風景が見えたものの正体は不明。高尾駅前にはバイクがびっしり。屋台風有名店の小籠包が美味だった。

・台湾での支払いはチャージ専用のカードが便利だが、現金も外食などに必要。

・「統一夢時代」という百貨店チェーンで高価な石鹸購入。

・愛河ナイトクルージングは河口付近のツアー。

・今回訪問した高雄、台南、台北は台湾に4つある200万都市の3つ。

・果物はマンゴー、バナナなど、日本とは色など種類が違う。価格交渉はした方がいい。

・台南の旧オランダ軍本部「赤崁楼(ちんかんろう)」、旧オランダ要塞「安平(あんぴん)」、旧イギリス家屋にガジュマロが密生した「安平樹屋」、台北の奇岩クィーンヘッド、九份など訪問。日本人は歓迎される。トイレなど衛生面は難。

②隠岐の島旅行

・島は4つ。最も大きい島後島と南西3島からなる。

・1日目は松江「七類港」から島後島へ。大ぶりな神社、「乳房杉」「かぶら杉」などの巨木、「ろうそく島」など見どころ多い。

・2日目は後醍醐天皇が流された南西3島のひとつ「知夫里島」へ。道端に牛が寝そべっておりなかなか動かない。道は牛のフンだらけでその上を車が通行する。隠岐の島の牛は神戸に送られて育てられ、神戸牛として食されるとのこと。


4.11月9日「養老天命反転地」について(担当豊田さん、安藤さん)

・午前に「養老天命反転地」、午後に「関ケ原古戦場めぐり」を訪問する案が提示された。

・10時JR大垣駅集合、豊田さん・安藤さんの車にて移動。昼食は養老街道で有名な藤太などで焼肉。午後は関ケ原古戦場へ移動し「史跡ガイド」へ参加(8名までなら1000円。事前予約)。

・スケジュール的にタイトかもという意見もあり、最終的に10月会合にて決定する。


5.来年度世界遺産研修案「中尊寺」について

・石崎さんより「中尊寺」ツアープランについて紹介があった。日帰り案と一泊案だが、遠方かつそれなりに費用も掛かることから、結論は出なかった。今後の課題とする。


6.今後の会合やイベント予定日等

・10月定例ミーティング:10月12日(土)→26日(土)に変更(リモート対応のため)

・11月9日(土):「養老天命反転地」+「関ケ原古戦場」

・12月14日(土)~15日(日):総会・忘年会(野間柏屋)

                                      以上

  • 2024年8月13日
  • 読了時間: 5分

8月10日(土)13:30~16:30  場所:港区生涯学習センター第3会議室

参加者(敬称略):村瀬、横山、安藤、石崎、佐藤、倉地、飯田(記)

リモート参加:山崎 計10名  欠席:西川、豊田


【総括】

・今回は5月度東京研修旅行の振り返りも含めて「自分にとってのアートとは?」をテーマに意見交換を行った。各人が感銘を受けたアート3作品を元にそれぞれのアートへの思いを披露し、ディスカッションをした。オーソドックスな捉え方があるかと思えば、意外な切り口から見ている人がいるなど、メンバーそれぞれの感性や見方を知ることができた。学芸員のような飯田さんからの補足話も皆の興味を引いた。

・年末総会は「名古屋栄近辺 日帰り」と「野間 一泊」のうち、多数決で野間で開催することで決定した。


【詳細】

1.ディスカッションテーマ「自分にとってアートとは?」

「20240810なおさん会グループトーク_プレゼンテーション1」と各自持参資料を元に、各人が感銘を受けたアート3作品を紹介し、議論した。


①山崎(東京研修振返り):東京は観る物が多く、研修では世界遺産国立西洋美術館を起点に多くの芸術・建築を上野を中心に分散させることなく色々観ることができるようにした。個人的には赤坂離宮などの『明治から昭和初期にかけての建築物』、江戸建築が現代建築群の共存している『江戸と現代の融合』『石垣と水面』などが印象深かった。


②村瀬(はじめに):アイヌ熊の木彫りは日本では土産物だが、フランス人はアートとして注目するらしい。

 日本人の場合、アートは贅沢品と考えていたり、アートに対する意識が高い人はせいぜい10人中1人ぐらいとか。現代アートになるとさらに減って、普段の生活に根付いていないといわれている。


③西川(村瀬より内容紹介):現代にはアート思考が必要。人生を「アート作品」のように想像できたならこんなに素晴らしい人生はない。SDGs菜園は自分にとってアート作品。SNS投稿はアート表現。

人間は「考え方」ひとつで不幸にも幸せにもなれる(稲盛和夫氏の名言)


④安藤:フォスの『最後の晩餐』はダビンチ作と異なった鮮やかな表現に引かれた。モネの『黄色いアイリス』は睡蓮的でない表現が面白かった。中村宏『基地』は悲惨な実話に基づいた作品。


⑤倉地:ピカソの『男と女』は、当時なぐり書きで酷評されたそうだが、今は評価されているのが面白い。エッシャーの『写像球体を持つ手』は、豊田市美で自分を映したもの。撮影法自体が騙し。明治安田記念館『コリント様式の柱』は当日の写真。1~5階まで突き抜けているのが印象的だった。


⑥佐藤:ロダンの『地獄の門』は教科書でも有名ですごく感銘を受けた。エッシャーの『写像球体を持つ手』は球体発想が面白い不思議な絵。球体が世界に繋がっている。ドルチの『悲しみの聖母』はフェルメールにも通じる光の表現がきれいな作品。


⑦横山:個人的にはアートに壁があったが今回の研修は楽しかった。ロダンの『考える人』はその大きさに驚いた。

 この機会に読んだのが、川内有緒著『目の見えない白鳥さんとアートを見に行く』。目の見えない人でも説明でイメージを作ることができる、各自の個性が言葉にすることで見えてくるなど、興味深い本だった。


⑧山崎:ユトレヒト『猟の獲物と野菜のある静物』は日常を描いたもので、建築物の持つリーズナブルな美しさに通じる。クールベ『波』は非日常の美しさ。『花鳥七宝焼』は建築素材としてもとても印象的。


⑨村瀬:ピカソの『小さな丸帽子を被って座る女性』は、愛人の二面性を描こうとしたか。長谷川利行の『自画像』は自分もこんな自画像が描きたいと思った。ブーグローの『少女 Little Girl』は研修の帰りの電車でそっくりな少女を出会い、偶然の不思議さから選んだ。


⑩石崎:自分にとっては先人の「モノ」と「コト」を観る・感じるキッカケが、アートの入り口。

 研修で気付きとなったものが『上野駅コンビニ』の巨大コンビニグループに負けない地酒システム戦略、『旧新橋停車場鉄道歴史展示』の木片による調整された線路の怖い構造、東横インで出会った『内観』の本。


⑪豊田(石崎さんが代理で説明):東京研修で印象に残った場所は、豪華絢爛な上野東照宮、美が結集した迎賓館赤坂離宮、柱と家具に品格と美しさが漂う明治生命館。印象に残ったアートはロダンの『オルフェウス』(力強さ、曲線美に圧倒)、ドルチの『悲しみの聖母』(悲しみの表情、深見ある青の衣装、妖麗さ、コントラストなど写真に優る)カぺの『自画像』(透き通った目の表情、髪の繊細な描き方等に惚れ惚れ)


⑫飯田:個人的にはアートとはつい観たくなるもの。美術館では作品から形而上学的な感覚、人智を越えた何かを感じることもある。

 印象に残った3作品は神秘的作品。原田直次郎の『騎龍観音』はリアル画法ながら題材は非現実な世界を描く。岸田劉生の『道路と土手と塀』はシュルレアリズム的画法で遠近法を逸脱したかのような異様さを持つ。エル・グレコの『十字架のキリスト』は暗い色彩と異常に引き延ばされたプロポ―ションが特徴的。参考にエル・グレコ『受胎告知』も紹介。アーティストの人生にも引かれる逸話が多く、ダリとその妻ガラの数奇な関係、クリムトとモデルらとのアンモラルな世界を紹介。

 参考としてNHKで放映された美術鑑賞を数値的に評価した例(アートセラピー効果)や、東京研修写真拾遺集も紹介。


⑬村瀬(まとめに代えて):残り時間でが様々なアートを紹介。

 岡本太郎の『森の掟』『太陽の塔』、ゴッホの『星月夜』、プロジェクションマッピングによる『ゴッホ』や『ゴジラ都庁襲撃』、トリックアート、シャドーアート、教会ステンドグラス、山下清の『花火』、バンクシーによるオークションでのシュレッダー事件、人工知能が描いた絵、等々。

時代の流れや人によって、アートの表現方法や見方と評価が変わっていくが、普段の日常生活において、人生の彩りというか香辛料のような効用をもたらしてくれたり、創造力を刺激してくれるのが「アート」と考えてよさそうだ。


2.総会

「名古屋市東区 東生涯学習センターでの日帰り案(ヤマザキマザック美術館→生涯学習センターで総会→忘年会)」と「美浜町野間での一泊案(宿泊+ふぐ料理、柏屋か紅葉屋)」の2案について検討し、多数決で「野間 柏屋」で開催することにした。仮予約は佐藤さんにお願いした。


3.今後の会合やイベント予定日等

・9 月14日(土):定例ミーティング  豊田さん「台湾等旅行報告」、安藤さん「美術論」

・10月定例ミーティング:10月12日(土)→26日(土)に変更(リモート対応のため)

・11 月9日(土):「養老天命反転地」(担当 豊田さん、安藤さん)

・12 月14日(土)~15日(日):総会・忘年会(野間 柏屋)

                                      以上

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