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第330回定期会合録 2025/10/11

  • 2025年10月12日
  • 読了時間: 6分

10月11日(土)13:15~16:30 場所:港区生涯学習センター二階和室

参加者(敬称略):村瀬、安藤、西川、佐藤、豊田、倉地、金森、南保、飯田(記)

リモート参加:山崎 欠席:横山、石崎 計10名 リアル・リモートハイブリッド会合


【総括】

・今回は西川さんによる体験報告(テーマ「空調機と私の歴史」)。

その後で今後の予定を確認した。


【詳細】

1. 西川さん体験報告「空調機と私の歴史」と意見交換

西川さんは1951年生まれで74歳。なおさん会の設立時に会則を作られた現役メンバー最年長者。

1Hrセミナーでの講師実績は、「エレベータートラブルに関して(2006年)」、「メンタルヘルス(2006年)」、「エレベーターの構造と安全性について(2013年)」、「監査強化に見る日本的経営の終焉(2014年)」、「出会い系論(2014年)」、「電子取引について(2015年)」、「人口推移に見る日本の未来について(2016年)」、「沖縄の歴史や文化について(2020年)」、「沖縄に子供が多い理由についての追加考察と成人T細胞白血病に対する独自の仮説立案とその調査結果の報告(2021年)」と、バラエティに富む。

今回のテーマは会社時代の専門分野についての報告であり、さらにご本人のこれまでの歩みを振り返っていただけた。下記に要点を記す。詳細は添付資料を参照されたい。


①序:「空調の仕事」と私の人生

・「空調の仕事」に出会い、なぜか人生そのもの、生きがいとなった。

・1969年エレベーター保守管理の会社に入社したが、研修後は中部支社の空調・冷凍設備の保守修理を担当。売上の80%がエレベーター、20%が空調という会社であり、当初はエレベーターをやりたかったが、空調売り上げ25%を目指す中で「この仕事大好き人間」になった。

・飽きっぽい性格で2年ごとに異動を希望した。小型担当(「冷暖房完備」を売りにした時代の喫茶店の空調修理等)から大型担当(ボーリング場の空調修理等)に異動、空調担当から冷凍担当(森永乳業等)に異動し冷凍機にハマっていった。

・当時、時間外労働は当たり前で残業200時間。三重支店では営業兼務、新規開拓、競争入札も経験。

・関西支社へは家族帯同で転勤。堺市に住んだが、関西は大変なところだと周りからおどされた。

 まずは関西弁を勉強したが間違った使い方をしたりした。(例=「えらいすいません」)

・この時に阪神淡路大震災に遭った。地下鉄は止まり、慣れない地上を自転車で通勤した。震災翌日に神戸の応援で下見に行ったが、地図がどこも売切れで調達が大変だった。西宮事務所へ行ってみると既に電気は復旧していた。エレベーター復旧のための市による優先対応だったようだ。

 西宮駅前では山口組の組員にイワシを食べていけと声を掛けられた。

・関西空港開港時には、顧客向けにエレベーターの見学にも行った

・3年半後の3月、急きょ関西から戻ることになったが、娘が進学時期で転校にものすごく苦労した

 (直接教育委員会に掛け合う、受験の締切りが過ぎた高校に交渉するなど、いい経験になった)

・中部支社品証部へは冷凍部門を強化するために配属された。この時期に「なおさん会」が設立された。以後、品証部→冷熱部→資材部を経て退職となる。

・現場作業とは社会見学であり、色々な経験をした。滋賀のスケートリンク、長野の美術館、静岡ではマグロ船に乗った。-65℃超低温倉庫の修理対応では南極観測隊のような防寒着を着て作業をした。

 鼻呼吸は危険で口呼吸をしなければならない。細かい作業時にはやむをえず手袋を脱ぐが、指先がアイスキャンディーのように白化するなど、怖い思いをした。(なお-65℃はマグロ冷凍に最適な温度で、冷凍機の限界温度でもある)三菱の子会社である冷熱機器製造工場(主に長崎)に訪問もした。

・2011年定年退職。再雇用したが2018年で退職予定だったが後任が倒れ、1年継続。最終的に2019年退職した。(2度の送別会)飽きっぽい性格を見抜いた会社や上長に感謝。


②本論:空調理論と水蒸気

・夏の電力比率を見るとエアコンは53%であり、エアコンを効率よく使うことが節電の重要なポイント。

・退職後は「晴耕雨読」をもくろんだものの、友の声をきっかけに再度空調理論を学びなおすことに。再学習の結果、「空調理論の80%は大気中の水蒸気の様子を知ること」という結論に至った。

・相対湿度、絶対湿度は、乾球温度、湿球温度、空気線図より知ることができる。(←重要)

・空調とは「空気の温度や湿度、清浄度、気流などを調整すること」


・都市伝説2題

 1.暖房すると乾燥する?→○(空気が膨張するので相対湿度は下がる) 

 2.冷房すると湿度は下がる?→△(除湿した水が排出されるが空気が収縮して余り変わらず)←空気線図で説明可能


・フェーン現象も空気線図で説明できる。湿った空気が山を越えるのがポイント。2020年9月東京の南風29.6℃(湿度80%)が朝日岳を越えて新潟県三条で40.4℃(湿度47%)に達した→空気線図による試算では40.9℃とほぼ一致した。


・リクエスト課題:水蒸気が温暖化の主犯か?→水蒸気はCO2より温室効果が大きく、今の地球が温暖に保たれているのは水蒸気やCO2のお陰。ただし蓄積データより現在の温暖化の主要因はCO2。

 そして80万年前から現在までCO2濃度の変動と南極の気温変動は相関しているが、近年CO2は極端に増加している。(今後気温は追随するのか?)

・近年の温暖化による大雨の原因も空気線図で説明できる。気温上昇により空気中の水蒸気量が増加し、膨張して軽くなって積乱雲がより成長して、結果として大雨となる


・追加情報1:ヘリコプターは46℃超えると安全に飛べなくなる。温暖化でヘリが飛べない事態に。

・追加情報2:1970年代に「地球寒冷化」が報じられたが、80年代観測データで現在は温暖化に軍配。

・地球の生命の営みは人類の無知とエゴで変わろうとしているが、流れは変えられるのだろうか?

「地球には 気候変動痛みなし 生物入れ替え バランス保つ」


③意見交換

・-65℃超低温倉庫作業は毛糸の帽子、手袋、防寒着という重装備。倉庫は広く設備は奥にあるので移動に何分もかかった。-30℃前室から-65℃倉庫に入った瞬間、鼻呼吸して鼻毛が落ちた。慣れると長時間作業もできるようになったが、かなりダメージを受けた。リフトのオペレータ控室には暖房が設置してあった。(安藤さんもスーパーのバイト時代、冷凍庫作業を素手で行い、凍傷になりかけたそうだ)

・今年の夏は暑かったが来年はどうなると思われる?

 →温暖化により横ばいかさらに上がる。シベリアの凍土が融けてメタンが放出されて温暖化が加速するという「負のスパイラル」も懸念されている。

・温暖化によって最も恩恵を受けるのは「ロシア」だという説がある。北方の氷が融けて使える海が増加するとか、世界的にシベリアでしか小麦が獲れなくなる等々。


2. 総会について(佐藤)

・会場は昨年同様「柏屋」。日帰り予定は3名(倉地、金森、飯田)。南保さんの参加可否は後日。


3. 11月以降会合について(村瀬)

・10月18日(土)技能五輪全国大会見学(常滑:愛知県国際展示場Aichi Sky Expo)は有志参加。

現時点で村瀬、飯田以外は予定者なし。両名は午前より現地にいる予定。

来場方法は電車、車以外にシャトルバスがお勧め(名鉄バスセンター4階バス乗り場21より終日)

・11月8日(土) 横山さんと山崎さんによる体験報告を予定。。

・12月13日(土)~14日(日) 総会(柏屋)。佐藤さんにて手配中。


(参考)今後の年間計画について

開催日 担当案 場所 内容 体験報告者案も含む

10月18日 常滑国際展示場 【有志のみ】技能五輪全国大会見学

11月8日 港区学習C 横山さん「ChatGPTを使ってみた」 山崎さん「地震体験からの学び」(仮題)

12月13日~14日 上野間 柏屋 総会 詳細は別紙参照

以 上

 
 
 

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